P.2 北海道風景撮影修行期(2019年4月〜2021年3月)→Go!!
P.3 秋田帰還野鳥撮影本格期(2021年4月〜)→Go!!
P.4 野生鳥獣撮影躍動期(2024年4月〜)→Go!!
P.5 過去の機材一覧 →Go!!
2021年4月
秋田に戻ってきてすぐに春が来ました。
新しい仕事も始まり、仕事が休みの週末は野鳥が見られそうな場所を求めて、里山を周辺に探索しました。
学生の頃から秋田に住んでいましたが、車を持っていなかったので、自分の暮らす場所以外はよくわかっていませんでした。
秋田に戻って1年は、車で広い範囲を集中的に探索し、少しでも多く野鳥に出会おうとしました。
2021年6月
4月から6月にかけて、また機材整理をはじめました。
結局、メーカー統一論を捨て、超望遠撮影をするためにベストな機材構成に作るため、SonyとCanonの2メーカー体制に戻しました。
CanonはEF300mm F4レンズを、SonyはILCE-7RM3(α7R III)とFE200-600mm Gレンズを購入しました。
EF300mm F4レンズは、すでに所有しているEOS 7D Mark IIと組み合わせて使います。
この大勝負にはかなり迷ったが、結論から言うとこの買い物は大成功でした。
野鳥撮影に特に不満を感じることはなく、離れた場所からでも遠距離撮影ができるようになりました。
Canonでいえば、既所有であったTamron ef100-400mmでも望遠撮影は可能ですが、画質などで欲が出てくるようになると純正メーカーの望遠単焦点に憧れを持つようになったのです。
Isamu
古くても良いレンズやアマチュアでもギリギリ手の出る価格帯のレンズを手に入れることがアマチュアの私が望遠系撮影システムを充実させるための突破口だと自分に言い聞かせていました。
2021年8月
野鳥や風景の写真を撮るだけでなく、動画撮影にも挑戦しようと思い、GoProを購入しました。
GoProを購入して、動画編集をPCではじめ、なんとYoutubeも始めてしまうのです。
Youtubeはまだ動画の軸が定まっておらず、まだまだ発展途上ですが、自然に関係した動画をアップしていければと思っています。
ブログ運営とともに、動画作成およびYoutubeへのアップは重負荷であったため、2023年6月をもってYoutubeチャンネルを閉鎖しました。また機会があれば、チャンネルを開設して動画による情報発信を行いたいと思います。
また、この時期に一度手放したSonyレンズ FE70-200mm Gレンズを買い戻します。
200-600mmレンズだけでは、流石に超望遠すぎて撮影が制限されていたからです。
手持ちのレンズ構成というのは難しいと感じており、レンズを売ったり買ったり、フラフラしているな〜って自分ながらに思っていました。
Isamu
2021年11月 ー初めてみたツキノワグマー
風景を撮りに出向いた秋田の奥山で、帰り道、道路上にいたツキノワグマを見てしまいました。
車乗っていたのですが、初めてみたツキノワグマに、体は恐怖で固まり、写真を撮る余裕もなく、直ぐにその場を離れてしまいました。
私達の身近にはこんなにも大きな動物がいるなんて、子どものように心躍る感じになったのを今でも覚えています。
2022年シーズンからはクマ撮り1年生として、ツキノワグマの撮影に挑んでみることにしました。
2022年1月
この頃は、超望遠の世界に取り憑かれており、貯金を削ってまで評判のレンズに手を出していました。
・Canon EF100-400mm L II
これらのレンズ購入のため、EOS RP、EF70-200mm、Sigma10-17mm、EF300mmを全て売却して、望遠レンズのみの機材構成にしました。
・Sigma 150-600mm sports
・EF100-400mm L II
・FE200-600mm g
この機材たちを使って野鳥撮影を続けていきます。
Isamu
性格上、飽きやすいのか、自分にしっくりくるカメラの理想があってそれと合わずにギャップに苦しんでいるのか、カメラ機材の選定って難しいと感じました。
秋田は、天気の悪い日が多く、晴れの良い光があたるシチュエーション以外での撮影が多々あります。
そのため、動体撮影の中でも、飛んでいる野鳥などはシャッタースピードを上げて撮影しますが、ISO感度も上がってしまうため、このせめぎ合いを制しないことには良いショットが見えてこないと感覚的に体感していました。
2022年6月
2021年あたりからフォトコンテストにも少しずつですが応募するようになりました。
また、秋田県で開催の秋田県美術展覧会にも作品を出展し、そこで入賞することができました。
2022年は風景の写真を出品しましたが、来年からは野鳥の写真でチャレンジしたいと思います。
秋田県在住もしくは秋田出身の方が応募できる秋田由来の展覧会のようです。
秋田県美術展覧会への出展作品と受賞2022年6月
昨冬にツキノワグマについてネットで調べたり、本を読んだりして、自分なりにツキノワグマについて勉強を始めました。
そして、2022年から野鳥撮影と併せて、ツキノワグマの撮影にも挑戦してみることにしました。
探してみたけど、全然いねぇ…
早朝、奥山を車で走っていると、道路の横20m位の場所でツキノワグマ親子が木に登っていました。
このときは冷静に親子を撮影することができました。
この後も、クマの冬眠までツキノワグマを追っかけていくことになります。
2022年9月
EOS RPは一度手放し、レフ機のEOS 7D MarkIIで撮影を続けていました。
もう一台のSony ILCE-7RM3で十分かと思っていましたが、最近Canonから発売されたEOS R7が動体撮影に向くカメラとして、このスペックのカメラでは比較的安く、さらにAF性能が好評とのことで気になってはいました。
これまでコツコツ積み立てたカメラ貯金とEOS 7D MarkIIボティとレンズを売って、EOS R7購入の資金を捻出しました。
EOS 7D MarkIIは14205回シャッターを切りました。歴代カメラの中では一番シャッターを切った、言い換えれば使い込んだカメラになります。
しかし、EOS R7は人気だったため、予約した時点で納期未定、結果、商品到着まで2ヶ月ほどを要しました。
EOS R7とあわせて、バッテリー予備1個とEF-RFアダプターも購入し、しばらくはEFレンズを使って撮影することにしました。
さらに、お財布に追い打ちをかける超望遠単焦点レンズの購入に踏み切ります。
と言っても、流石に100万近くするような家庭崩壊級の大砲レンズは買えませんので、EF400mm F4 DOレンズを購入することにしました。
ここで初めてショッピングローンを利用し、月々分割して払うことで数十万クラスのレンズを手に入れたのでした。
焦点距離400mmを超えるような超望遠単焦点レンズは、これまでの望遠ズームレンズと違って、使い勝手が異なるので慣れるまで苦労しました。
ですが、扱いに慣れてくると、超望遠単焦点のレンズの本領発揮で、良いショット連発でやっぱ買ってよかったな!って思いました。
このレンズで、他にどんな写真が撮れるか気になる人は以下にレンズ使用感、撮影作品をまとめています。
初めての超望遠単焦点レンズ・Canon EF400mm F4 DO IS USM皆さん、唐突ですが「撒き餌レンズ」って知ってますか?
撒き餌を買う時みたいにサッと安く買えるレンズを表現したもので、どのレンズってことはないですけど、1〜3万円くらいのレンズが該当するようです。
ってことで、広角系の写真を撮るため、EF-S10-18mmレンズも購入しちゃいました。
もうこのあたりは暴走期・自暴自棄ってやつですよ。
買ってばかりしてはお金が流出していくので、手元のSigma150-600mm、FE70-200mm、GRIIIは売却してお金に還元しつつ、機材整理もしっかり行いました。
機材構成
・EOS R7
・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
・EF400mm F4 DO IS USM
・EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
・ILCE-7RM3
・FE200-600mm F5.6-6.3 G OSS
2022年12月
冬になると大型の鷲類が海を渡って日本にやってきます。
警戒心が強く、撮影距離の遠い、撮影の機会が到来することを見越して、Canon EXTENDER EF1.4x IIIを購入しました。
これで、EF400mmレンズだと、400×1.6(フルサイズ換算)×1.4=896mmの焦点距離になります。
これで遠くにいる野鳥を遠くから撮影する準備が整いました。
その結果、今シーズンは満足のいくオオワシ・オジロワシ撮影となりました。
2023年7月
しばらくレンズを買わなくていい日を送っていましたが、レンズ買いたい欲が高まってきました。
望遠側での撮影は問題なく、撒き餌レンズ(EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM)で風景も撮れるので、レンズいらねーじゃんって思ってたのですが、道路を車で走っている時、道路脇にいる被写体をサッと撮影できる都合のいいレンズが欲しくなってしまったのです。
70-200mmくらいの焦点距離が妥当かな…と思いましたけど、私はこれまで70-200mmを3度手放した男です。
70-200mmってなんか私の使い方と相性がイマイチで、100-400mmの方が使いやすいと感じていました。
そこで、色々調べてみた結果、SonyのFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSSレンズがテレ端300mmまでいけて、ワイ端70mmスタートなので、100-400mmに近く、かつ道路脇の被写体カバーできるんじゃね?ってなって購入に踏み切りました。
このレンズはまだまだ使用感や撮影写真のネタがないので後日紹介したいと思います。
2023年8月
EOS R7を手に入れて早1年が経とうとしています。
EOS R7 (Canon)ミラーレス時代を切り拓く野鳥撮影の相棒ネット記事でR7の設定を調べたり、Youtubeでプロの設定解説を聞き入ったり、メーカHPの取説・マニュアルを読んで自分で考えて設定を考えたり、R7で野生鳥獣を撮影するための設定を突き詰めていきました。
面倒くさがりな私は、ほぼボタン1回で撮影設定を野生鳥獣の動きに合わせて変更できるようにカスタマイズしました。
EOS R7+EFレンズの設定(野生鳥獣撮影用)野生鳥獣の見せる数少ないチャンスを物にできることが多くなり、カメラを使うからこそ設定を突き詰め、自分にしか撮れない写真、表現をすることの重要さを実感しました。
次は、SonyのILCE-7RM3の設定についても今使い勝手がいいようにカスタマイズ中なので、後日ここで紹介したいと思います。
一方、野鳥やクマ撮影はどうかというと、8月からクマの里への出没が増加してきました。
野鳥の撮影をしつつも、クマを撮影することもできました。
2024年1月
EF400mm F4 DOレンズのショッピングローンが終わりました。
18万超のレンズを月々1万5千円弱の支払いで購入でき、この1年間半、EF400mmレンズを使い倒しました。
400mmの単焦点だと、被写体がどこ?状態から、徐々に慣らしていってレンズを向けたら被写体ドンピシャまで、経験値を蓄積しました。
レンズのクセ、天候ごとの撮影写真の良し悪し、エクステンダーをつけたときの特性など、色々と勉強させてもらいました。
特に、ロングレンジで狙う海鷲撮影では大活躍のレンズでした。
2024年3月
先々月でEF400mmレンズのローンも終わり、売りに出せるということで…、機材整理をしたい気持ちが強まってきました。
EF400mmレンズは望遠単焦点として画質文句なしのレンズなのですが、いかんせん今から20年以上前のレンズなので、私が他に所有しているEF100-400mmL II型のほうが画質いいんじゃね?と感じるようになりました。
撮り比べてみても、ファーストインプレッションがEF100-400mmL II(テレ端)のほうがしっかり解像してね?と実感するようになりました。
ということで、EF400mmはこれにておさらばすることにしました。他の機材としても、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM、GoPro、ビデオカメラなど売却し、一旦資金に還元しました。
そして、また致命的な事件が起こります。
何度買っても学んでいない。やっぱり、Sony FE70-300mmレンズは使用頻度低で、防湿庫またはカメラバッグの肥やしとなったため、売りに出すことにしました。
やっぱり、私は望遠レンズでも、焦点距離70mmスタートの200mmや300mmくらいのレンズは、撮影する被写体の関係から焦点距離の観点から使えない、と結論に至りました。
テレ端が最低でも400mmないと、遠くの被写体を狙うとき不安で、ILCE-7RM3はフルサイズ機でもありますし、どうしても70-300mmレンズを常時つけておくことができなかったです。
使用状況としては70-300mmレンズはカメラバッグに、ILCE-7RM3にFE200-600mmレンズをつけて、状況に応じて70-300mmに付け替えていました。
これだと、本当に限られたシーンしかこのレンズを使えず、真価を引き出すというか、レンズの仕事させれていないなぁと思い、これなら誰かに使ってもらったほうが良いと思って手放すことにしました。
そして、新機材として、Sony中距離単焦点のFE 100mm F2.8 STF GM OSS (SEL100F28GM)を購入しました。
購入はマップカメラからで、先取交換でFE100mmレンズを手に入れた後、FE70-300mmを下取りに出す方式で購入しました。
焦点距離の短い距離レンズが欲しくて、かつ自然をより撮影できるようなレンズが欲しくて、αカフェの作例でビビッときて、速攻で購入決めちゃいました。
風景、野鳥、動物・昆虫・植物の接写など、使い方が多様で、かつ私がこれまで扱ったことのないGMレンズということでものは試しということで買ってみることにしました。
個人的には、このレンズをクマ撮影に応用したいと考えています。どのように撮影するかは、まだビジョンがありませんが、使っていく中で、鮮明化できればいいと思っています。
そして、野鳥撮影に没頭していた私も、今後も野鳥撮影を続けていくつもりですが、他の野生動物(特にツキノワグマ)の撮影にものめり込んでいくことになります。
次ページから野生鳥獣撮影躍動期となります。