秋田の野鳥2023年シーズン

目次

8月|森林と里山

8月は野鳥とツキノワグマに密着してきました。

探訪の概要

観察種
ツバメ、イワツバメ、キジ、ノスリ、メジロ、カワセミ、クマタカ
観察種
トカゲ若個体、ネコ、ニホンツキノワグマ

※名前をタップすると、もっとたくさんの写真を見ることができます。

7月の豪雨に続いて、8月は猛暑です。今年は異常気象といっても過言ではないくらい、おかしな気候となっています。

鳥の出はまぁまぁで、クマさんは活発に活動していました。

使用機材

里山の渓流へ

梅雨が明けると、この場所を訪問するのが日課となりつつあります。

例年と違うのは、今年秋田市を襲った豪雨により里山では大きな被害がでたことです。

奥山より流れてきた大量の流木がこのように岩肌の切り立った両崖を流れる川につっかえていました。

このような状況が至るところで確認されており、大量に押し寄せた土砂や流木は、橋を崩壊させ、田畑をまるごと飲み込むなど農業に甚大な被害をもたらしました。

市内でも主要な林道や里山近辺でのアクセスが一部乱れたりしており、復旧まで相当の時間がかかるように思えます。

ここからしばらく、行動が制限されたたなかでの探鳥となりますが、安全第一で活動したいと思います。

渓流からの帰り道、トカゲ若さんに出会いました。

色が綺麗だったので、おもわず一枚撮ってみました。

里山の小河川

鉄塔の立ち並ぶ脇に小河川がありますが、イワツバメがたくさん飛び回ってました。

鉄塔に営巣し、イワツバメの大家族が飛び交う様子はにぎやかでとても楽しそうでした。

この時期は特に意識せずともツバメさんに会うことが多かったです。

河川近くの構造物や、電線、民家の周りなどで複数羽で一緒にいることが多かったです。

ツィー!ツィーっ!!と聞き覚えのあるカワセミの鳴き声が!

見た感じ若個体のように見えます。

これから一人前の魚ハンターになるんだぞ。

高原を訪問

夏の猛暑のせいか野鳥の出が悪かったので、県南の仁賀保高原・鳥海山に行ってきました。別記事にまとめています。

仁賀保高原・元滝伏流水・鳥海山巡り

こんな高原にもネコさんがいました。

ガリガリではないし、毛並みも良さそうだったし、餌とかたくさんあるのかね?

鳥に特化するより、四季ごとにいろんな自然を楽しむほうが効率的な探訪ができそうですね。

里山・農耕地で探鳥

大量のキジが草むらをドタドタと駆け抜けていきました。

一羽で見かけることもありますが、たまに集団で行動していますね。

超加速!

初秋になり、電線や突き出た枝、田畑の地面などで猛禽類を頻繁に見かけます。

望遠レンズで遠くからひっそりと撮影です。

メジロが2羽で追いかけっ子してました。

今年に入ってからメジロと初遭遇し、観察のチャンスを多く得ています。

森林のクマタカとクマ!

森林でいつものように探索していると、はるか上空を飛行する猛禽類を確認しました。

最初はトビかと思いましたが、よく見るとクマタカ!

急いでカメラを準備して撮影しました。

少し上空を旋回した後、杉の枝にとまりました。

三脚を立てて、じっくり観察させてもらいました。

8月になるとオニグルミが結実し、黄緑色の大玉が木に成っているのを見かけます。

その実を目当てに木登りするニホンツキノワグマを観察できました。

里山の集落からほど近いオニグルミの林で親仔クマが木に登っていました。

仔は2頭でそれぞれ必死に木登りしています。

母クマは木の根元あたりで仔クマたちを指導しているように見えました。

仔「母ちゃん!登ってきたよ!!」

母「眠…」

田んぼ農家の方も気をつけないといけないな〜なんて言っていたので、私も注意したいですね。

さらに森林の奥を進むと、そこでもオニグルミにクマが登っていました。

オニグルミの大木に登るツキノワグマは王者感が出ていて、撮影のビックチャンスを到来です!

振り落としたオニグルミを地面で採食中です。

お食事処オニグルミ。

これは別の森林で撮影したニホンツキノワグマ。

後ろ足からタマタマがはみ出しているので、これはオスグマだな!めっちゃでけぇ!!

8月のまとめ

8月は鳥の出も悪く、前半は不貞腐れていましたが、お盆明けは野鳥やツキノワグマに出会うことができました。

ツキノワグマについては、これから秋にかけて出没も増えてくると思うので、撮影時は気をつけたいです。

秋口にかけては猛禽類を中心に、ヤマセミやカワセミ、クマ狙いで撮影に望みます。

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