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4月|都市公園と渓流
4月に入ると、野鳥の行動も変化したように感じます。
冬から春に移り変わる中で、観察できる種類や、場所ごとに見られる野鳥が変わりました。
今回は観察回数も増えていますが、たくさんの野鳥を観察できたので掲載していきます。
都市公園で冬鳥観察
4月に入っても、秋田では冬鳥が観察できます。
都市公園を訪れれば、春の渡りと重なり、たくさんの野鳥に出会えます。
ジョウビタキが2〜3匹の群れで戯れていました。
ツグミもまだ都市公園の芝生でウロウロしていました。
今回初観察となったカシラダカさんも冬鳥のようです。
4月上旬でもまだいてくれるんですね♪
ベニマシコさんもオスメス両方観察できました。
オスとメスで体毛の色が全く違うので、メスを見た時はベニマシコだとは思いませんでした。
通年観察種
冬鳥だけでなく、年中観察できる野鳥にもたくさん会えました。
まじはモズくんです。
シジュウカラ科の野鳥やエナガなども確認できました。
キジの「ケンケーン!」という鳴き声や、ムクドリの「チリリィ!キリィィ!」という短い鳴き声など、朝の静かな時間帯に心地よい音が響き渡り最高の瞬間でした。
木の近くにいると「トントントン」とリズミカルな木突き音が聞こえてきました。
アカゲラやコゲラもせわしなく動き回っていました。
渓流フィールド
4月になって秋田市の街は雪がほとんど溶けました。
いざ山のほうに行ってみるか!
意気込んでいつもお世話になっている山の渓流フィールドに行ってみると、まだ雪が残っていてこりゃ春はまだ先だなって感じでした。
背の高い杉の木に数匹アオサギさんが留まっています。
水辺の近くにもアオサギさんを確認しました。
空を見上げるとたくさんのハクチョウがおそらく北の方向に飛んでいました。
「ケケケッ!」冬になったら身近で聞けるようになったあの鳴き声が聞こえました。
水面を飛ぶものかとばかり思っていましたが、高度を高くして飛行もするようです。
電線によく止まるようで、木の中になっていましたが、しっかり写真に治めることができました。
春になりカワセミ現る
河川や湖沼が凍結し、カワセミにとって小魚が獲れなくなると、南下していくと推測しています。
具体的に何時頃まで秋田にいてくれるかわかりませんが、4月に入るといつものお池でカワセミと再会できました。
構図が同じになりがちですが、留まり木が決まっているようで、葉がついていないとカワセミ単独撮影ができ、いい写真撮れました。
数日にわたって観察してみると、オスとメスの最低2個体確認できました。
Aターンされてすぐ、交配に勤しんでいるのでしょうか。
ここで命のリレーが繋がっていくのが見れると本当に有り難いです。
ダムでの出会いあり
ホ〜ホケキョッ!
誰もが聞いたことある美しい声が渓流に響き渡っていました。
この時期は枯れ草と色がかぶっていて、声はせども姿みせずって感じでしたけど、根性でその姿を写真に収めました。
私のお気に入りの野鳥「ヤマガラ」さんもお出ましです。
「ジェーイ!ジェーイ!!」ダミ声が聞こえてあたりを見回すと、ハトの大きさくらいあるカケスさんのお出ましです。
チチチッ!ピーチピチピチ!!高い声が渓流に響き渡ります。
姿を探してみると、黄色の体毛が目印のキセキレイさんが街灯の上でさえずっていました。
超遠方だったので、証拠写真程度でしたが、オシドリさんも初観察です。
春になり桜咲く
4月中旬になり、桜が満開を迎えています。
秋田 桜開花情報まとめ桜の蜜を吸いにヒヨドリが集まってきていました。
河原でのヒヨドリ観察でしたが、川をカワウが泳いでいました。
ヒヨドリは本当に桜の蜜に目がないようで、頻繁に木に集まってきます。
これは山間部で桜を見ていたときにやってきたヒヨドリです。
山間部の桜は街の桜に比べて遅咲きのようで、4月下旬になっても桜を楽しめます。
他にもまだ葉のついていない木にはアカゲラやモズなどやって来ては観察を楽しませてくれました。
あとはツグミっぽいんですけど、黒い野鳥に出会いました。
調べてみると珍しいとか、最も美しいさえずりだとか。
初観測で幸運な出会いだったので、この場でご報告です。
探鳥からの帰り道、ノスリさんが上空を舞っていました。
猛禽類は1月から3月にかけてお腹いっぱいでしたが、飛んでいるとつい撮ってしまいますね。
スピンオフ野生動物との出会い
場所は山間部中心となりますが、テンやウサギ、リスなど多くの野生動物に出会えました。
テンさんなんか可愛くてファンになってしまったのです。
ひょこひょこ動いていたら、何かとおもったらウサギさんよ。
動きがぴょんぴょんしてて可愛いですな。
うごめく者は目で追っちゃうですよね。
小柄なリスさんです。
地面の落ちている木の実を回収していました。
4月のまとめ
4月は思ったよりもたくさん野鳥観察が出来ました。
一日で複数箇所周り、そこにどんな野鳥がいるのか把握もできました。
思いがけない出会いもあり、やはり探鳥は楽しいです。