秋田の野鳥2021年総括版

サムネ ツグミ

6〜8月|森林・渓流・山地

6〜8月にかけては、市街地を離れて、森林や河川、渓流に出かけては探鳥に没頭しました。

観察した野鳥たち

13種観察しました。各鳥のリンクをクリックすると個別のギャラリーに移動できます。

コゲラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、ヤマガラ、カワアイサ、カンムリカイツブリ、キジ、ツバメ、カワセミ、カワガラス、トビ、ヤマセミ

森林で探鳥

ココッコッコ!と木を打する音が森に響いていました。

あたりが静かだったので、小気味よく木を叩く音が心地よかったです。

この鳥はコゲラというそうで、スズメ大の大きさの日本で最小のキツツキの仲間だそうです。

都市公園や木々が生えている場所があれば、割と簡単に観察できます。

キツツキの仲間なので木をクチバシで突いて、穴を開けている様子も確認できました。

ヒヨドリは湖沼、森林、渓流などどこにでも生息している鳥です。

「ピーヨ!ピーヨ!」と特徴的な声で鳴き、飛び方も独特なので判別も簡単です。

春にピンぼけでうまく観察できなかったカワラヒワにリベンジです。

全体的にブラウン色で、尾羽根の黄色(ワンポイント)が目印のこの鳥は太いクチバシも特徴の一つです。

木のてっぺんだったり、河原、公園の林などでよく見かけます。

ヤマガラくんはお腹周りの褐色が特徴で、林や森の木の枝を素早く動き回っています。

枝についた木の実など食べており、私が観察したときはイモムシを捕食していました。

河原や湖沼など水辺で水鳥観察

びっくらたまげたのですが、冬鳥のカワアイサが夏でも河川をスイスイ泳いでいました。

なんでも、一部の川では越冬個体が確認されているらしく、きっとこれがそうなんだろうか。

頭の冠羽、茶色の頭部、首から下はグレーと色合いが良いですね!

カンムリカイツブリさんが承水路をウヨウヨ泳いでいました。

日本最大のカイツブリ類らしいですね。

キジさんは草むらの中に隠れていることが多いです。

早朝だと農耕地や公園など開けた場所にいることもあります。

「ゲーッ!ケンケーン!!」と甲高い声で鳴いているので、存在にはすぐ気づくことができます。

ツバメさんを河川の近く、家が立ち並ぶ場所で見かけました。

移動速度が速く、飛びものは無理だべや。

たまに電線に留まっている時があるのでシャッターチャンス少なくないです。

秋田で探鳥を始めたから最初の目標としていた、カワセミにやっと会うことができました!

カワセミに固執しなければ、もう少し多くの野鳥を見れたのではないかと思うとやや後悔もあります。

でもやっぱりカワセミに出会えたことは大きいです!

カワセミは単独で行動し、一定範囲に縄張りを持っています。

なので、一度にたくさんのカワセミを撮影するのは難しいそうです。

時期は7月で、おそらく幼体?でした。

こうして命は次の世代に引き継がれていくのですね。

カワセミの写真がもっと見たい方は以下の記事をご覧になってください。

カワセミ科の野鳥たち

山奥の渓流を目指して

場所が山の渓流域になると、生息している野鳥も変わってきますね。

カワガラスは黒色の見た目からカラスと名がついているが、実はカラス類ではないそうです。

「ジーッ!!と鳴いて、清流の岩から岩へ水面ギリギリを飛んでいるのをよく見かけます。

トビは湖沼、山地、渓流、街なかでも観察できます。

「ピーヒョロロ♪」が田舎を感じさせてくれるので、天気のいい日にこの鳴き声を聞くと、ほわ〜ってしてしまいます。

探鳥1stシーズンの目標に3大ショウビン観察を掲げましたが、カワセミ探しが難航してアカショウビンの季節を逃してしまいました。

ということで、後半の半年は渓流でヤマセミを狙って見たいと思います。

ヤマセミはカワセミの仲間で、ハト大の大きさになります。

ちなみにカワセミはスズメよりちょっと大きい程度です。

警戒心の非常に強いヤマセミは、50m以上離れた距離でもこっちに気づいてすぐに飛んでいってしまうので撮影の難しさを感じています。

撮影距離が100mを超えているので画質は完全に証拠画像です。

渓流域で3〜5kmの広い縄張りを持っているため、探すのだけで骨が折れます。

6〜8月のまとめ

夏になると鳥さんも暑いのか、それほどたくさん遭遇できるものではありませんでした。

でもアカショウビンなど夏季に日本にやってくる季節モノを狙える季節でもあります。

アカショウビンは残念ながら来シーズンとなってしまいましたが、森林、渓流、山地で探鳥を楽しめました。

また、暑さ回避として、山の渓流は涼しいので、ヒーリングスポットととしても良い探鳥地だと思います。

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